ホワイトニングを進めていく上で、どのように歯の黄ばみがなくなり、美しい白い歯に変化していくのでしょうか?

またホワイトニングを進めていく上で、色素沈着や色ムラなどができてしまったらせっかくのホワイトニング治療がもったいないですよね。

そこで今回はホワイトニング治療を成功させるために、どのようなことに注意していけばよいのか、色についてフォーカスして見ていこうと思います。

ホワイトニングの色の変化

ホワイトニングを行うと、黄ばんでいた歯もだんだんと色が白に近づいていきます。

ホワイトニングでも完全な白い歯にはなりえない!?

目立っていたステインの色も徐々に薄くなっていきますが、完全に真っ白になるとは限りません。

何故なら、人にはもともと生まれ持った歯の色があるからです。

エナメル質と象牙質について

歯は象牙質の周りをエナメル質が覆うことにより形作られています。エナメル質は半透明、象牙質は黄白色をしているのが一般的です。

エナメル質の透明度や象牙質の色合いが人によって異なるため、真っ白にならないことも多いのが実情です。

エナメル質の摩耗によって透明度が高まると象牙質の色が目立つようになり、黄味がかってしまうこともあります。

ホワイトニングをしていると色は変化していきますが、個人によって限界があるということは覚えておきましょう。

ホワイトニングで色ムラが生じる?

ホワイトニングをしたときに色ムラが生じてしまうことがあります。

この原因としてよくあるのが、部位ごとの反応性の違いです

歯の根元部分に色ムラができやすい!

一般的にホワイトニングに使っている薬剤の作用は、歯茎に近いところに比べて歯の先端の方で強いという性質があります。

そのため、根本だけ白くならないという現象が起こり得るのです。

ホワイトスポットでも色ムラが生じる

一方、ホワイトスポットと呼ばれる白い斑点をもともと持っている人も色ムラを起こしやすくなります。

ホワイトスポットはエナメル質の形成不全によって生まれているもので、ホワイトニングによって変化するものではありません。

気になる場合には別途除去してもらう必要があります。

歯の乾燥が原因で色ムラができる

また、いつもホワイトニングをした直後だけ色ムラがあるという場合は、大抵は歯の乾燥が原因です。

ホワイトニングをした直後は歯の表面にあったペリクル層が分解され、歯の保湿性が低下しています。

それが色合い影響を与えてまだら模様に見えることもありますが、基本的にはペリクル層が再生されると元に戻るので心配ありません。

ホワイトニングの色見本について

ホワイトニングをするときには色の目標を定めます。その際に用いられるのが色見本です。

歯医者に行くと、白から黄色を経て茶色に向かう一連の色を見せてもらうことができます。

引用元:EPARK歯科

シェードガイドとも呼ばれているもので、極めて白いW1やW2から白くて良いとよく言われるW3、B1、A1、そしてだんだんと黄色っぽい色へ向かってB2、D2、A2といったように色がアルファベットと数字の組み合わせで決められているのが特徴です。

日本人の平均的な色はA3.5と言われていて、W3やA1などと比べるとかなり黄色いことがわかります。

実際にホワイトニングをしようと考えたときにどの程度の色が良いかはケースバイケースで、もっと黄色いA4やC4という人もいれば、A1に近いC1やC2という人もいます。

目標地点がどこかによっても違いがあり、A1クラスの白さがあるけれど真っ白な歯を目指したいと考えてホワイトニングをする人もいるでしょう。

よく理想とされているのがA1となっていますが、アナウンサーなどの場合にはW1やW2を目指す傾向があります。

ホワイトニングで色素沈着!?

ホワイトニングをして色素を除去しようとしたのに、かえって色素沈着が起こってしまったというケースもあるので注意が必要です。

色素沈着してしまう理由とは?

ホワイトニングのために薬剤で処理して、ペリクル層が失われてしまうことが色素沈着を起こりやすくする原因になっています。

ペリクル層は歯の表面をコーティングするようにして守る役割を果たしていて、ここに色素が吸着しているだけであればホワイトニングの効果がすぐに現れます。

しかし、この下にあるエナメル層に色素が沈着していると脱色が進みにくく、ゆっくりと時間をかけて除去していくことになるというのが基本です。

そのため、エナメル層に薬剤を浸透させる目的もあってペリクル層を除去しなければならないのですが、ホワイトニングが終わった後は逆に色素が直接エナメル層に触れられる状況になります。

結果として、ホワイトニング直後に色素が付着すると沈着を起こしやすくなっているのです。ホワイトニングをしたら色が付いているものは口に入れないようにした方が良いのは確かと言えるでしょう。

ホワイトニング 色の濃い食べ物は?

ホワイトニングをしていると色素沈着が起こりやすいとなると、色の濃い食べ物は避けるべきなのかと考えることがよくあります。

確かに色の濃い食べ物は控えた方がホワイトニングを進めやすくなりますが、完全に禁止する必要はありません。

ペリクル層がなくなって歯が脆弱になっているときに、歯の表面に付着した色素をそのまま放置してしまうと沈着してしまいます。

しかし、すぐに洗い流してしまえばそれほど色素沈着は起こりません。コーヒーやチョコレート、緑茶や紅茶などの色素が付きやすいものを口にしたら、すぐに口を濯ぐようにすれば安心です。

だし、ホワイトニングをした直後はかなり脆弱なので、ホームホワイトニングなら数時間、オフィスホワイトニングなら丸一日は色の濃い食べ物を控えた方が無難です。