ホワイトニングとは、言葉そのものの意味から考えると白くすることです。本来は白いはずのものも色素の沈着などによって着色されてしまうことがあります。

その際に適切な処置をすることで、元通りの白い姿に戻すことをホワイトニングと言うのが一般的です。

白い肌を目指したいときにもホワイトニングと表現することがありますが、今回は歯を白くするホワイトニングについて見ていきます。

ホワイトニングとは?美しい歯を手に入れよう!

歯の表面に色素が付着しているだけであれば比較的簡単に除去できますが、内部にまで色素が入り込んでしまっていると除去は容易ではなくなります。

ホワイトニングの仕組み①:色素を分解する

それを可能にするのがホワイトニングの特徴で、漂白作用のある薬剤を使用することにより色素を分解します。

浸透性がある薬剤を使うことで歯のタンパク質層に吸着してしまった色素にも作用させることができ、歯磨きなどの物理的な方法では取り除けないものも効率的に除去できるようになっています。

ホワイトニングの仕組み①:エナメル質の透明度を下げる

一方、歯が黄ばんでしまっているときには必ずしも色素の沈着だけが問題になっているとは限りません。

歯の表面には半透明なエナメル質があり、その内側に象牙質があるという構造を持っています。

象牙質はもともと黄味がかった色をしているので、エナメル質の透過性が高くてはっきりと象牙質が見えていると黄ばんで見えてしまいます。

そのため、エナメル質の透明度を下げることでホワイトニングを行うという手法もあります。

通常はこの二つのアプローチを同時並行することにより、歯を美しく白い姿にしていきます。

ホワイトニングは真っ白な歯を目指すもの?

ただし、必ずしもホワイトニングは真っ白な歯を目指すとは限りません。

人には生まれ持った色があり、ほとんどの人は完全に真っ白な歯をもともと持っているわけではないからです。

人によってエナメル質の厚さや透明度にも違いがあり、エナメル質が厚くて透明度が低くほど象牙質の色が見えにくくなります。

また、仮に象牙質がよく見えてしまうエナメル質を持っていたとしても、象牙質の色がもともと白い人もいるため、その影響でかなり白い歯にできる人もいるのです。

その生まれ持った色にするところまでがホワイトニングにできる範囲となり、できる限り白くしたいという人の場合にはそれが最終目標になります。

ただし、エナメル質はだんだんと摩耗していってしまうので、本当に生まれ持った歯の白さを手に入れられるとは限りません。

加えて、ホワイトニングを受ける人が望めば、適当な色になったところで施術をやめることも可能です。ひどくステインが目立つようになってしまったところを重点的にホワイトニングして、全体として均一な色にしたいという希望も叶えられます。

ホワイトニングの本来の目的とは?

必ずしも白さを追求するための施術とは限らず、歯の着色や黄ばみの悩みに対処する方法となるのがホワイトニングです。

ホワイトニングを始めるときには、専門知識のある歯科医師と相談して実施するのが基本です。その際にはシェードガイドを使って目標とする色を決めるのが一般的になっています。

ホワイトニングで使うシェードガイドって?

歯が白い方からW1、B1、A1、C1などといった形でアルファベットと数字の組み合わせで色が定められていて、その見本を見ながら自分の好みで決められます。

このように、目標を定めてホワイトニングを実施していくことには重要な意味があります。ホワイトニングはゆっくりと時間をかけて進めていく必要があり、どこで終わりにするかを判断しなければなりません。

ホワイトニングのデメリットも確認しておこう!

歯を脱色できる強い薬剤を使用するため、一度に濃い濃度のものを長時間使用してしまうと刺激が強すぎて痛みを伴うなどのリスクが生じます。

安全に行える範囲内で施術を続けているとかなり歯を白くすることはできますが、終着点を決めておかないといつまでも施術をしなければなりません。

ちょうど良い色合いを予め考えておくと安心してホワイトニングを終えることができるようになります。

ホワイトニングのやり方とは?種類についてもご紹介!

歯のホワイトニングは、大まかに分けると二つの方法が用いられています。

ホワイトニングのやり方:オフィスホワイトニング

一つはオフィスホワイトニングと呼ばれ、歯医者で医師の監督の下で行う方法です。高濃度の薬剤とレーザーなどを組み合わせて行うため、比較的速くホワイトニングを進められます。

しかし、月に一回程度のペースで歯医者に通わなければならないというデメリットもあり、一回にかかる費用も高めです。

ホワイトニングのやり方:ホームホワイトニング

もう一つの方法はホームホワイトニングと呼ばれ、歯医者で作ったマウスピースを使って自宅でホワイトニングを行う方法です。

歯医者に通わなくて良いというメリットはありますが、自宅でも安全に使えるように薄い濃度の薬剤を使うため、一回あたりの効果は弱めです。

費用も比較的少なくて済むのはホームホワイトニングのメリットで、時間があるときに自宅で手軽にできるという簡便さからよく利用されるようになっています。

また、これらを組み合わせるデュアルホワイトニングといった手法も生み出されてきました。歯を白くしたいというときにはどの方法で行うのが良いかをよく比較して選ぶことが大切です。